
白内障といえば、高齢者がなる病気というイメージがあるかもしれません。
確かに、目の老化現象によって起こる病気でもあるので、高齢者の数が圧倒的に多くなります。
しかし、近年30歳前後からの若年層の間でも、白内障を発症する人が増えているというのをご存知でしょうか。
この原因となっている物はといえば、多くの人がピンとくると思います。
スマートフォンやパソコンの使い過ぎによる目の疲労の蓄積が原因です。
何十年も目を使い続けてきた高齢者と同じように、スマートフォンやパソコンによって目を酷使し老化させてしまっているのです。
しかも、若年層で発症すると、進行が高齢者よりも早く進んでしまうという問題もはらんでいるので、そのまま放置していてはなりません。
目に違和感や異常を感じたら、まずは目を休ませることです。
スマートフォンやパソコンに依存した生活を改善していくことが大切です。
しかし、それでもよくならないようだったら、眼科に行って調べてもらうことをおすすめします。
白内障だと診断された場合、その治療法は点眼薬と手術の2種類になります。
ただ、点眼薬では病気の進行を遅らせる効果しかありませんので、いずれは手術を選択せざるを得なくなります。
手術では、まず濁ってしまった水晶体を取り除き、その水晶体のあった所にアクリル素材などでできた眼内レンズを移植します。
日帰りが可能な手術ではありますが、目にメスを入れるというのは不安なものです。
日ごろから目を大切にすることを心がけることが大切です。